ワード・オブ・ザ・マッチ
英単語コラムをお届けします。
curve [名詞] 曲線
エンタシスってご存知だろうか。
古代ギリシャの神殿や法隆寺の中門などの柱に見られる柱胴部につけられたふくらみのことらしい。なんとも言えない粋な曲線。
受験勉強で日本史を勉強したときも登場した。日本史の用語なんて他のものは大学1年生のゴールデンウィークを待たずしてすっかり忘れてしまったのに、
なぜこの用語だけ覚えているのかって!? それは修学旅行のとき、川柳大会があって最優秀賞(学校内だけどね)がエンタシスを詠んだものだったから。
英語の勉強も、きっと、教科書丸暗記じゃなくて何か印象的な場面(英語のDVDで感動したとかワードカップの決勝でこの単語を間違えたせいでブラジルに負けちゃったとか!?)を積み重ねていくほうが記憶に残るんだろうなーと思う。
まあそれはいいとして、その最優秀賞の川柳を紹介しておこう:
法隆寺 ガイドの足も エンタシス
(2004/12/11, Takashi)
cheek [名詞] ほお、側面、生意気な言葉・態度
cheekには「ほお」のほかに「生意気な言葉・態度」の意味もある。形容詞は cheeky(生意気な)。
・He is at a cheeky age.
「彼は生意気盛り(の年頃)だ」
・He is really cheeky for a newcomer.
「新人のくせに生意気だぞ」
・You are really cheeky for NOBITA.
「のび太のくせに生意気だぞ!」(by ジャイアン)
いきなりアニメのドラえもんの例文で恐縮だが、このセリフはのび太がドラえもんの道具を使って物事をうまく処理したときにジャイアンから発せられる言葉だ。
対して、のび太は「どーせ僕なんて・・・」といつも思っている。共通しているのは相手を、あるいは自分を「こういう人間」と決め付けていることだ。
勝手なポジショニング。そんなポジショニングから自由になること、英語でも何であっても、それが成長するための必要条件だと思う。
そう、少し「cheeky」ぐらいがいい。
(2004/12/5, T)