ワード・オブ・ザ・マッチ
英単語コラムをお届けします。
calm [形] 冷静な
ハンカチ王子こと早実の斉藤投手の騒ぎも、本人が大学進学を決めた後はようやく落ち着き始めた。ハンカチで額や頬を拭う姿や、ちょっと腰を屈めながらもバランスを崩さない美しいフォームにも目がいくが、一番印象に残ったのは、元ヤクルトスワローズの栗山英樹さんが斉藤投手にしたインタビューしたときのことだった。「冷静ですよね」という質問に、斉藤投手が「それ(冷静さ)を得ることにこの一年間のほとんどを費やしてきましたから」と受け答えたのだ。そんなことを言う高校生がいただろうか。六大学野球でもがんばってほしいと思わずにいられない。
(2006/9/22, T)
dialogue [名] 対話
就職活動は出会いの場だ。今日はオバサングループ編。
午前中に開催されていたセミナーを終え、一人で中華料理店に入った。何かの本で読んだのだが、一人で高級店に入るのが似合う人は、おじいさんだそうだ。美味しいものを口にするとき、一緒に話す人がいないと少し寂しい。しかし、お年寄りは一人でも、自分が過ごしてきた人生と対話ができるからだそうだ。今日入った中華料理屋は、中の上といった感じで、昼下がりだったので、店内は主婦のグループが多かった。案内された席は、左のテーブルに4人の若奥様風グループ、右に2人組のオバサンを臨むテーブルだった。
まだ向き合うほどの人生を歩んでいない若者は、隣のテーブルの会話につい耳を澄ましてしまう。左テーブルからは、美容整形の話が飛び込んできた。「男の先生より女の先生のほうがいいわよね」「でも女の先生には横柄な人が多くない?」そしていつの間にか大学病院の先生の話になり、よく分からないが胃の検査の話になった。若い奥様方が病気の話だなんて、食事中の話題としては今ひとつだよな、と思っていたが、右テーブルから聞こえてきた会話はさらにその上手をいくものだった。
「そういえばね、今、口の中に口内炎が2つできちゃってて」
もう自分の人生にも人の人生にも向き合う気力がなくなり、いつのまにか目の前に出されていたエビチリソースと、鶏肉とセロリの合わせ炒めを味わうことに集中した。
(2006/3/25, Takashi)
dietitian [名] 栄養士
漫画「ドラゴン桜」を読み終えたので、ドラマ版のDVDを借りてきた。
第1話で、長澤まさみ扮する水野直美が英語テストの答案用紙を歩道橋の上から破くシーンがある。そのテスト用紙には次のような問題が出題されていた。
(1) poorを名詞形に直せ
水野直美の回答は「poo」・・・。プーって。
(2) dieを形容詞形に直せ
水野直美の回答は「diet」・・・。惜しいっ、ってぜんぜん違うじゃん。
(3) naturalの反意語は何か
水野直美の回答欄は空白。。。
あれ、何だっけ?結構難しいな。やるな龍山高校・・・。
(2006/1/27, Takashi)